株主優待導入企業の増加

好調な企業業績を背景に、上場企業が株主優待制度を導入する動きが拡大している。

 2017年は全体の4割弱にあたる1300社超が実施し、過去最多を更新した。株式を長く保有する安定株主として個人投資家を取り込むのが狙いだ。

 パチスロ・ゲーム機器大手「セガサミーホールディングス」は先月、株主優待を導入すると発表した。100株(16日の終値で約17万円)以上保有する株主には運営するゲームセンターでのUFOキャッチャー利用券1000円分を贈る。同社は「自社のPRにつながる。ゲームセンターに遊びに来てほしい」と語る。

 3月は株主優待の権利を確定させる企業が多い時期で、優待制度を新設したり、充実させたりする動きが相次いでいる。東京都内に住む主婦(49)は、「好奇心が満たされ、商品が届くと何よりも楽しい」と魅力を語る。最近では家電量販店などの株式を購入した。

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