レアル VS PSG ロナウド PKなのにボールが宙に浮いている?

触ってないのに浮いている――!?

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦のパリSG戦、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドが決めたPKが話題となっているようだ。スペインメディア『マルカ』は「トリックだ」と報じている。

 C・ロナウドは1点ビハインドで迎えた前半45分、獲得したPKを強烈なキックで左に沈め、チームを勢いづける同点ゴールを記録した。もっとも、これだけでは“いつもの光景”。ところが、映像をスローで確認すると、軸足を踏み込んだ瞬間にボールがわずかに浮いており、ボレーシュート風に蹴っているように見える。

 試合から一夜が明けた15日、各国メディアは一斉にこの“トリック”を報じ、原因の推測を開始した。イギリス紙『ザ・サン』は園芸師に話を聞き、「軸足で芝生の下の水分を押し出し、ピッチがふくらんだためではないか」と分析している。

 また、『BTスポーツ』には、マンチェスター・ユナイテッドで同僚だったリオ・ファーディナンド氏が登場。「ユナイテッドの時から練習していたよ。わざとかどうかは分からないけどね」と明かした。また、対談相手のゲーリー・リネカー氏は「自分だったら30ヤード(約27.5メートル)は上に蹴っているね」とジョークで驚きを表現している。

 試合は、さらに2点を追加したR・マドリーが勝利。このPKで欧州CL100得点目を記録したC・ロナウドも、さらに1点を追加し、同一クラブの得点数では最多となった。そんな新たな金字塔を打ち立てた“トリックPK”。真似できるかどうかはピッチ状態に左右されるだろうが、試してみる価値はありそうだ。

 

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